くるみ割り人形 ハンガリー国立歌劇場
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くるみ割り人形
作曲:ピョートル・I・チャイコフスキー
第1幕
とある王国にて、王子が誕生する。しかし、その場にいた人間がねずみの女王を踏み殺してしまったために王子は呪われ、くるみ割り人形になってしまう。
雪がしんしんと降り積もるクリスマス・イヴの夜。シュタールバウム家では、パーティが開かれている。大人たちはダンスを楽しみ、子供たちも楽しそうに遊んでいる。
少女クララ(マーシャ)は人形使いのドロッセルマイヤーから、くるみ割り人形(人形の形をしたくるみを割る道具)を贈られる。兄のフリッツと取りあっていると、勢い余って首が取れてしまう。すぐに修理し、なげき悲しむクララに手わたすドロッセルマイヤー。クララは、それを愛おしそうに掲げて踊る。夜もふけ、招待客たちは家路につく。
皆が寝静まったあと、クララは、くるみ割り人形の様子を見に大広間へ。時計の針が12時を打つと、クリスマス・ツリーが大きくなる(=クララが小さくなってしまい、おもちゃと同じ位の大きさになる)。
ネズミたちと、おもちゃの兵隊たちがあらわれ、戦いをはじめる。おもちゃの兵隊のリーダーがくるみ割り人形。ネズミの王様とくるみ割り人形の一騎打ちの際、危機に見舞われたくるみ割り人形をクララが機転を利かして助ける。すると人形は素敵な王子様に変身!
王子はお礼にクララをお菓子の国へ招く。2人は雪の国を通ってお菓子の国へと向かう。
第2幕
お菓子の国に着くと、くるみ割り王子はクララを女王金平糖の精に紹介する。いかにして自分をピンチから救ってくれたかを語る王子。お菓子の精たちが次つぎに踊りを展開しクララを手厚くもてなす。チョコレート(スペインの踊り)、コーヒー(アラビアの踊り)、お茶(中国の踊り)、トレパック(ロシアの踊り)……。花のワルツを経て、金平糖の精と王子のグラン・パ・ド・ドゥ(二人の踊り)が華麗に繰り広げられる。
夢見心地でそれを観ているクララだが、楽しい時間は、あっという間に過ぎる。現実に戻り、シュタールバウム家の大広間のクリスマス・ツリーのもとで夢から目を覚ます(お菓子の国で終わるバージョンもある)。くるみ割り人形を愛おしそうに抱きしめるのだった。
プログラムとキャスト
<出演>
指揮:Domonkos Héja
:Thomas Herzog
:Kálmán Szennai
マリー:Maria Beck
:Ganna Muromtseva
:Tatyjana Melnyik
:Yourim Lee
:Miyu Takamori
:Maria Yakovleva
:Ellina Pokhodnykh
:Lili Felméry
:Soobin Lee
:Martina Préfontaine
王子:Gergő Ármin Balázsi
:Boris Zhurilov
:Dmitry Timofeev
:András Rónai
:Ryosuke Morimoto
:Gergely Leblanc
:Taran Dumitru
ドロッセルマイヤー:Iurii Kekalo
:Alekszandr Komarov guest
:Maksym Kovtun
:Gaetano Cottonaro
:Nyikolaj Ragyus
:Vlagyiszlav Melnyik
ねずみの王様:Nyikolaj Ragyus
:Léo Lecarpentier
:Kóbor Demeter
:Takaaki Okajima
:Rafael Fernandez Ramos
:Louis Scrivener
:Iurii Kekalo
:Events
他
*出演者等は変更となる可能性があります*
ハンガリー国立歌劇場
ハンガリー国立歌劇場(ハンガリーこくりつかげきじょう、ハンガリー語: Magyar Állami Operaház)は、ハンガリーの首都ブダペストにあるネオルネッサンス建築の歌劇場。
概要
1858年創設。グスタフ・マーラーが音楽監督を務め、黄金時代を築いた。以後、エルネー・ドホナーニやフェレンツ・フリッチャイ、オットー・クレンペラー、ヤーノシュ・フェレンチクらが歴代音楽監督として名を連ね、リヒャルト・シュトラウス、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤンなどの巨匠達も客演指揮を行っている。
初演された主な作品に、バルトークのバレエ「かかし王子」(1917年)、歌劇「青ひげ公の城」(1918年)や、コダーイの歌劇「ハーリ・ヤーノシュ」(1926年)がある。
歌劇場の専属オーケストラはブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の名称で知られている。
なお、同じくフリッチャイやフェレンチクが音楽監督であったハンガリー国立交響楽団(現ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団)は、この歌劇場のオーケストラとは別団体である。